本来、車の買取は売り手が不利なもの・・・・・
一般的な車の買取において、買取業者は1円でも安く買い取るために様々な交渉を仕掛けてきます。一方売り手側は車の相場感を把握していないため、売却金額の落としどころの正解が分からない状態で契約を進めるしかありません。
車の相場観が分からないまま「〇〇〇万円くらいになったらいいなあ」と安易に希望金額を伝えてしまい、それが実際の買取相場よりも下だったら・・・・・
近年の自動車業界の情勢や世界情勢の関係から車種によっては相場の上昇もすさまじく、
購入した時よりも高い買取金額が付くなんてのは珍しいことではありません。
こちらの記事では車の買取で損をしないための交渉術や車の準備などを紹介しています。
一読していただければ、きっと交渉に役に立つ情報ばかりかと思いますのでぜひ最後までお読みください。
買取査定に向けた準備はどうしたらいいのか
1、洗車や清掃をしておく
これは普段からこまめに洗車や清掃している方は問題ありません。
掃除をしたからといって査定額がプラスになるというわけではありませんが、査定をするのは結局人なわけですから、きれいに扱っていたのだという印象を与えて損はないという考え方です。
隅々まできれいにする必要はありませんが、査定員が見てもマイナスイメージが湧かないレベルに準備しておきましょう。
また、車内の匂い(特にタバコやペットの臭い)は査定額にも大きく影響する要素となります。
皆さんも中古車を買うとしたら、たばこ臭い車やペットが乗っていた形跡がある車は避けたいですよね?
臭いを完全になくすというのはなかなか難しいですが、出来ることはやっておきましょう。
2、査定に出す車のメーカーオプションやグレードをしっかりと把握しておく
オプション装備によっては買取価格が数十万円以上変わってくるケースがある為、重要なアピールポイントになります。
メーカーオプションやグレード検索は下記URLが役立つかと思いますのでご参照ください。
また社外パーツをつけている場合は純正パーツを所有しているか確認しておきましょう。
人気メーカーの社外パーツや車のキャラクターに合ったカスタムであれば、プラス査定になりますが、基本的に社外パーツを取り付けている車の査定額はマイナスになりがちです。純正パーツを持っているのであれば、しっかりとアピールしましょう。
また、定期点検の記録簿がある場合は事前に準備しておきましょう。しっかりとメンテナンスをしてきたアピールになるので、プラス査定に働く要素になります。
3、複数の買取業者に見積もりを依頼する
ここが一番大事な部分になるのですが、自分の車を適正な価格で売りたいと考えているのであれば、複数業者に買取の見積もりを依頼するのがおすすめです。
1社だけの見積もりでは適正な買取金額なのかを判断することは難しいですし、買取金額を競わせて比較することでより高い金額で車を売却することもできます。
また、自分の車がいくらになるのか買取相場を把握しておくためにも有効な手段となります。
一般的に車の買取価格は中古車オートオークションでの売買情報を元に算出されます。
中古車オートオークションは会員制となっており、売買相場の閲覧は中古車取扱業者でしか見ることができません。
インターネット上でも買取相場を載せているサイトがありますが、中古車の取引相場は少ない情報で把握できるほど単純ではありません。
本当にざっくりとした買取相場となりますので、あまり参考にはならないかと思います。
先ほど述べた通り、メーカーオプションによる違いでも数十万円ほど買取金額が変わってきますし、ボディカラーが違うだけでもこれまた数十万円変わってしまう場合もあります。
輸入車であれば、ハンドル位置が右なのか左なのかでも大きく金額が変わってきます。
右ハンドルは20万円くらいなのに左ハンドルになると100万円以上の買取価格に・・・・・なんてこともざらにあります。
複数の業者に一括で査定を依頼するサービスがありますので、下記リンクをご参照ください
〇 買取業者に伝えた方がいいこと
1、車のセールスポイントを伝える
一般的な買取業者の場合、査定額を算出するのは現地に来た査定スタッフではなく本部にいるプライシング担当が行っています。査定スタッフの役割は車の確認と売り主との交渉が主な役割となります。
その為、査定に来るスタッフはあまり車に詳しくない場合が多いです。
人の入れ替わりが激しく、まだ入社したばかりのスタッフが対応しているなんてのも珍しくない業界です。
なので、売り主側から情報提供をしてあげないと折角のセールスポイントが査定額に反映されないなんてこともありますので、しっかりと伝えるようにしましょう。
2、売却予定日は明確に伝える
中古車の相場は株や為替のように変化が激しく、買取業者としてはいつ手放す予定なのかがわからないと具体的に査定額を付けることができない為です。
また、曖昧な回答をすると売却の意思がないと見なされ、ざっくりとした金額しか伝えてくれない、もしくは相手にされないという可能性もありますので、売却する意思があることはアピールが必要です。
まだ売却時期が明確ではない場合は「査定額が満足のいくものであればすぐにでも」と一旦伝えましょう。査定後でも売却をするしないは売り主の自由ですので、契約しない限り特にキャンセル料がかかるわけではありません。
但し、「希望額は秘密」にしておいてください。
3、車の重大欠陥(瑕疵)がある場合はしっかりと伝えておく
車の細かい傷などは価値を大きく左右するわけではないので実車査定を行うのであれば伝える必要はありません。
しかし、車の価値が著しく下がるような瑕疵はしっかりと伝えないと、売り主に責任が問われ最悪の場合は損害賠償請求のリスクが生じます。
よくあるのが、事故車(修復歴)があるのに無いと伝えて、取引後に事故車と発覚、取引キャンセルになってしまうケースです。
事故車(修復歴車)に関しては専門的な知識がないとわからない為、事故車と知らずに乗っていたという方も多いです。
判断が難しいため、ぶつけて修理した箇所が判るのであれば、予め伝えておいた方が後から揉めずに済みます。
その他、メーター改ざん(走行メーターの巻き戻し)や水没車、オールペン車両(色替え)などほぼ間違いなく発覚しますので予め伝えた方がいいでしょう。
× 買取業者に伝えない方がいいこと
1、希望額を言わない
まだ、どこからも買取金額が出ていない場合(相場が分かっていない状態)は希望額は伝えない方がいいです。
複数社見積もりが出て状態であっても、基本的には希望額を言った時点でそれ以上の金額は出なくなってしまう可能性の方が高いです。
「一番高い買取金額を提示したところに売る」と言い切りましょう。
2、他社の査定額を言わない
こちらも【希望額を言わない】と同じ理由になります。
現状の査定額を伝えてしまうと今出てる金額を目安に数万円上で提示してくる可能性が高いです。
買取業者がもつ最大金額を引き出すために伝えない方がいいです。
車の買取業者が仕掛けてくる交渉・セールストークについて
1、今決めてくれたら、〇〇〇万円で買取れます。
これはかなりの確率で使ってくる定番セールストークです。
今売却を決めないと損をするかもしれないと思わせて、他社と競合する前に契約してしまおうという意図があります。
車を売る際は必ず複数の業者を呼び、買取価格を競合させるようにして売却しましょう。
2、オークション形式の競りで金額を決めませんか?
車一括査定サイトなどを使用し複数の業者が集まった同時査定ではよくある交渉ですね。
車の一括査定における金額提示は主に【一発提示】と【オークション形式】になるかと思います。
そして、ここでは【一発提示】を希望することが大事なポイントになります。
一見、オークション形式であれば、高額買取が望めそうですが、実はそうではありません。
基本的に現場に来る査定員が値付けしているケースはほぼ無く、査定員から情報をもらった本部(責任者)が「〇〇〇万円以内に買ってこい」と金額提示の指示を出しています。
例えば、A社が「108万円まで」B社は「120万円まで」C社は「115万円まで」と買取上限金額の指示があった場合、オークション形式にすると116万円でB社が契約できる状態となってしまいます。(B社の上限は120万円までなので、4万円損をする)
競りが白熱して高い金額が付くことを期待する方もいますが、現場に来ている査定員は金額に関する決裁権を持っていません。
指示された金額の中で話をまとめる必要がある為、「競りに白熱して、相場よりも高い金額で買っちゃった」なんてことはありません。
ちなみに集まった査定員同士で結託してオークション形式を進めてくる場合もあります。査定員同士はライバルの関係ですが一発提示よりも安く買い取れる見込みがあるので結託して誘導してきます。
オークション形式であれば、一括査定を利用するメリットがありませんので必ず【一発提示】で進めるようにしましょう。
3、ウチは全国に販売店があってお店で売れるので他よりも高い金額で買えます。
これは買取店のホームページなどでもよく見られますね。
ここに関しては当然、販売網が強い会社の方が強気な金額を付けられることは間違いありませんし、特に趣味性の高いスポーツカーや希少な車は相場が安定している、または上昇する見込みがある為、専門店が圧倒的に高い金額を提示してくることはよくあります。
ただし、一般的に広く流通している車に関しては、中古車オートオークションの売買相場を元に金額を出しています。
相場が崩れるリスクもありますし、お店で売ることができなかったらマイナス利益になってしまうリスクもありますので・・・・
お店で車を売るにしても、オートオークションで売っても利益が出るように金額提示をしてくるのが一般的です。
どちらにしろ、複数の業者に査定を依頼し、相見積もりを取るというのが定石になります。
車を高く売るなら車一括査定がおすすめです。
車を高く効率良く売却するには、やはり複数の買取業者に金額を競合してもらうしかありません。
1社の査定だけでは自分の車の買取価格が適正なものであるのかを把握することは難しいためです。
車一括査定サイトを利用すれば、複数社に一括で査定依頼が申し込めるので効率よく売却を進めることができます。
現在では多くの車一括査定サイトがありますが、その中でも特におすすめできるサービスをいくつか紹介します。
1、カーセンサー とにかく車を高く売りたいという方へ
車一括査定 | 〇 |
オークション形式 | 〇 |
提携車買取業者数 | 1000社以上 |
同時依頼数 | 最大30社 |
業者選択 | 〇 |
対象エリア | 全国 |
成約手数料 | 無料 |
キャンペーン | なし |
最大のおすすめポイントは「とにかく高額買取が見込めること」、この一点でしょう。
アポどり、ヒヤリングなどの電話対応は少し大変ですが、背に腹は代えられぬとお考えの方には一番おすすめです。
業者の数を絞って依頼すればそこまで電話対応は大変ではないはずです。
またカーセンサーの買取ではオークション形式も選べるますが、基本的には一括査定における金額一発提示のほうが最大値を引き出せる可能性が高いので高価買取が見込めます。
(一括査定の依頼をした際、買取業者からオークション形式にしましょうと言われても「一番高い金額を出した業者に売る」と言い切るようにしましょう)
- メール連絡希望でしつこい営業電話は少なくなります。
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2、CTN車一括査定 電話ラッシュ無し!車一括査定のデメリットに悩まされたくない方に
車一括査定 | 〇 |
オークション形式 | × |
提携車買取業者数 | 600社以上 |
同時依頼数 | 10社以上 |
業者選択 | × |
対象エリア | 全国 |
成約手数料 | 無料 |
キャンペーン | なし |
〇メリット
高額査定上位3社のみの対応(電話ラッシュ無し)
独自の審査により優良店のみが参加しているためトラブルが起こりづらい
事故車・不動車なんでも買取OK
×デメリット
特になし。
提携業者600社以上から高価買取の見積もりを出した上位3社との交渉になるので、電話ラッシュを防ぐことができるなど、車一括査定のデメリットを極力減らしたサービスとなっており、効率よく高価買取を望むことができます。
2023年からスタートした比較的新しいサービスではありますが、運営会社の株式会社CTNは自動車業界14年の経験を持ち販売店との豊富なネットワークを持っている会社です。
関西圏を中心にこれから注目の集まるサービスとなるでしょう。